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観音寺(かんのんじ)は、三重県鈴鹿市にある、真言宗御室派の仏教寺院。山号は高神山(こうじんやま)。本尊の十一面観世音菩薩は秘仏。 当寺の裏山で起きた侠客同士の私闘・荒神山の喧嘩は講談などで有名になり、荒神山観音寺の方が良く知られる〔山号の「高神山(こうじんやま)」を伝え聞く間に「荒神山」になってしまったという。〕。 == 歴史 == 当山は、弘仁3年(812年)弘法大師が、日本武尊の神霊を仏像として祀り、神事山(こうじやま)と称したのが始まりと伝えられる。 その後寛治元年(1087年)、大和国の律師・法陵が、神事山の観音大士のお告げにより、当地の檜の大樹の下に、十一面観音像を見出し、堂宇を建立し安置したのが創建とされる。 創建時は、紅葉山高宮寺と呼ばれ、加佐登神社周辺にあったとされる慈悲山寺(廃寺)の末寺であったという。 中世に衰退するが、寛永10年(1633年)、伊勢神宮参拝の途上で失明した奥州出羽の行者・荒沢順海が、当寺に祈願したところ開眼全癒したことからここに留まり、異母姉である春日局(徳川家光の乳母)の支援を得て再興した。春日局は上洛した際に参拝し、鐘楼の梵鐘と仏像5体を寄進している。 慈悲山寺が衰えたため、元禄4年(1691年)には高野山の末寺となり、高野山の一字をうけて高神山へ改称。 寛保3年(1793年)には僧・宥信が現本堂を建立、安永4年(1775年)には僧・光瑞により奥の院が建立され黒観音と三宝荒神が安置された。 慶応2年(1866年)、当寺裏山で起こった神戸長吉と安濃徳との縄張り争いは「血煙荒神山」〔として講談や浪曲などで取り上げられ、浪曲師・広沢虎造は喧嘩で憤死した吉良の仁吉の碑を建立している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「観音寺 (鈴鹿市高塚町)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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